10.21.2013

ウズベキスタン(サマルカンド、ヒヴァ)


たびログ: ☆☆☆☆ 4.2

都市: サマルカンド、ヒヴァ、タシュケント
期間: 2012年9月12日~18日
目的: 文化交差路を横断

総括: 世界一綺麗な交差路





サマルカンド レギスタン広場







【1.事前準備・情報収集】

・ガイドブック
青の都。シルクロード。文化交差路。
それらの情緒あふれるフレーズに、心打たれ、いつか行きたいと思っていた。


サマルカンド レギスタン広場





特に青と聞いたら、居てもたってもいられない。

透きとおる海、突き抜ける空、神秘が宿るブルーモスクなどなど、、、
僕が旅をする理由の一つに、限りなく美しい青を追い求めるため、というのがあります。



サマルカンド レギスタン広場




今回も、そんな青より青い青を見つけに、いざ。
青の国に、迷いこみにいく。



ヒヴァ クフナ・アルク




っと、話が逸れましたが、
いや、逸れたというより、そもそも最初から違う話をしてたのか。。。
ガイドブックの話でしたね。

今回も、地球の歩き方をGET。中央アジア版です。
地球の歩き方 中央アジアとサマルカンド


中央アジアとサマルカンドという、
地球規模の地域と街が並列関係の、レベル感がアンバランスなタイトル。

それだけサマルカンドが見どころ、というのは分かるが、、、
これでは他の国とか街からクレームが来そう。


後述するが、GETして満足、ろくに読まずに捨てた。
手元に残ったのは、地図のみ。

だって、タシュケントは見どころないと判断し
サマルカンドで観光名所なんて誰に聞いても明確だし
あえてガイドブック必要ないくらい。

あとは、ヒヴァなんて逆に街全体が見どころなんで不要。
地図だけあれば良い感じ。



ヒヴァ 日の出前




そのほかの都市や国のページなんて、行く前に、読まずにちぎって捨てた。
不要なんですもの。重いんですもの。
1グラム単位で荷物を減らすという企業努力が、この現代を生き抜くには必要なのです。

でも、あればあったで助かることも。
なければ無いで、別になんともない。
人によるので、個々人の判断かと。






・現地事情
知っていたのは、サマルカンドくらい。
でもそれも街の名前をうっすらと耳にしたなって程度で、
シルクロードっぽいなというイメージのみ。

あとは、アジア予選とかでサッカー日本代表が時々試合やってる、くらい。



ヒヴァ 旅人たちの通る道、シルクロード




要するにほぼ無知なので、ネットで色々調べた。
参考にしたページを勝手にリンクしておく。

Advantourウズベク概要
ウズベク観光情報

サマルカンドはもちろんメインの訪問地。
タシュケントは乗り継ぎ上寄らねばならなかったので、仕方なしのイヤイヤ訪問。

調べた結果、それらに加えてヒヴァは外せん!ってことになった。
カルタ・ミナルという、「作りかけのミナレット」が、情緒深く気に入ったので。



ヒヴァ カルタ・ミナル 夜明け



後述するがブハラも気に入ったが、泣く泣く外した。
ヒヴァと結構キャラがかぶってたため。
移動のしやすさ、というのもヒヴァにはあった。

でも後々聞くと、ブハラは良かったって、行った人誰に聞いても言ってる。
当方行かなかったが時間があればぜひオススメしたい。
(人に聞いた話だけでオススメするなって感じですが…)



サマルカンド レギスタン広場


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【2.宿泊・航空券】

・宿

・タシュケント
事前に予約していたのは、タシュケントくらい。
その他は、あまりネット上に情報が無いんですよねー(それは、私が行くような国なら、どこもか)

サマルカンドとヒヴァは、いずれも現地で知り合った人に連れてってもらった。(後述)
そんな飛び込みでも基本的には空いており大丈夫。

タシュケントでとまったのは、
Hotel Uzbekistan
一応、ホテルのHPから直接ネット予約もできるみたい。

朕は、天下のbooking.comで予約したぞよ。
スタンダードシングル朝食付で、一泊60USDだったぞよ。
なかなか高い。

ロシア経済圏は、ホテルが高くて困る。


内容はですね、大型で古い、日本でいうと昭和系のホテル。
選んだ理由は、立地と、分かりやすさ(有名・目立つ)

街の中心にあり、デカく、昔からあるホテルなので、言葉(英語)が通じない土地でも、
バスに乗っても見つけやすく、タクシーに乗っても伝えやすく。


ロビーなど内装も昭和系。

一昔前風のギラギラシャンデリアとか、アール・デコにしたかったけどしきれなかったとか、といった感じ。

古臭いニュアンスを匂わせて「デラックスホテル」というと、妙にしっくりくる、どこか懐かし系。
もちろん、古いのでそんなに綺麗ではないです。

部屋自体は、新しくは無いけど、まぁこざっぱりしてる。
この価格帯にしては、そしてロシア経済圏にしては大合格。

タシュケントではそこまで観光しなかったのでその立地を活かすことはあまりなかったのですが、
タシュケントを色々見て回りたい人には、まずまずオススメ。




・サマルカンド
サマルカンドでは、Malika Prime Hotel

前述のとおり、現地で知り合ったビニエディに連れてってもらった。(後述)


立地もまずまずよく、レギスタン広場へは歩いて10分前後。
値段は、現地人交渉価格で、朝食抜きで30USDくらい。
(USD現金支払だった)


部屋は特に良くも悪くもなく普通。まぁちゃんとしてる方。
こざっぱりしてて悪くない。
フロントのにーちゃんも英語しゃべれる。まずまずオススメです。





ヒヴァ
メドレセ(マドルサとも言う。=神学校)に泊まる。
Orient Star Khiva Hotel
後々聞くと、オリエントスターというホテルだったと判明。
(現地では自分のホテルの名前すら知らなかった笑 テキトーさが垣間見える)



ヒヴァ オリエントスターホテル(カルタ・ミナルと、ムハンマド・アミン・ハーン・メドレセ)



現地で仲良くなった人に交渉してもらったので格安で泊まった。(後述)
朝食付きで30USDくらいだったと思う。
(ここでもUSD現金支払だった。自国通貨どんだけ信用されてないんだか)


まぁ、部屋は言っても普通。やや狭い。

でも、メドレセに泊まってる感、泊まってやったぜヤッホイ感、に浸るには良い。
中庭が居心地がよかった。

朝食後の涼しい時間に、そこでゆっくり本を読むのが最高でした。
ちなみに、中庭であればWifiが通じます。(Wifi使えないという口コミもあるが使えます)

ご飯はふつう。立地は西門に近い(最寄。門入ってすぐ右)
作りかけのミナレット(カルタ・ミナル)の横というか手前というか、そこがホテルそのもの。


西門には近いが、言っても旧市街の外れなので、
東門や北門まで歩くと結構時間がかかる(ブラブラ歩いて20分弱くらい)
立地は良いとも良くないとも言えよう。

各サイト、ネット上でも予約できるようなので、予約して行っても良いかも。






・飛行機(往・復)

日本から、直行便と乗り継ぎがある。
※Wikiタシュケント国際空港のページで参照可能

直行なら、ウズベキスタン航空という、なかなかディープでなかなかのお値段(日本からは)のエアライン。
たしか普通の時期で普通に13~15万とかしたかも。

にもかかわらず、昼発で深夜着だったかと。
これはサラリーマンの短い休暇のうち、初日が丸々潰れるではないか。
これはイケてないですよねー







客観的に冷静に見て、圧倒的に乗り継ぎが良いと思います。
韓国と北京が代表的な経由地。
就航はアシアナ、大韓航空、中国南方航空。

モスクワとかトルコ経由もあるが、西に行き過ぎで時間かかるので上記いずれかがおすすめ。

朕は、韓国・仁川経由、アシアナ航空で行きました。
乗り継ぎは、かなりスムーズ。

成田13時半に出て16時仁川、17時半に仁川を出て、21時にはOn timeでタシュケントにつきました。
(もちろん、ウズベキスタン航空より早い時間に到着)

帰りもすばらしく効率的。
タシュケントを夜10時に出て、仁川に翌朝9時、仁川10時で成田に12時。

韓国系エアラインは、マニアックなアジアに行くのにホント役に立つ。感謝してます。

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【3.入出国・ビザ】

・ビザ
ビザが要ります。
日本などで事前にウズベキスタン大使館で取得しておく必要があります。
VOA(ビザ・オン・アライバル。空港など到着時)のビザ取得はできません。

日本のウズベキスタン大使館@東京で取得。
旅行代理店に依頼して、5000円くらい。

旅行代理店は、いつものドングリツアー。
でました!
ドングリツアーのHPページ
今回も卒なく代行してくれ、難なく取得。

ほんと、マニアックな国に行くときのビザ取得、いつも助かってます。
そろそろ、お歳暮とか贈らないとダメなくらいお世話になってるレベル。

担当者様、お歳暮は、やっぱり「どんぐりガム」の詰め合わせで良いでしょうか?
味の好みがあれば、事前に言っておいて下さいね。
やっぱり青色でしょうか?

ちなみに、ウズベキスタン入国後72時間以内に滞在登録をする必要があるらしいです。

以下引用
>観光ビザで入国した場合、ホテル以外では滞在登録できない。
>滞在登録を済ませた証拠にスタンプが押された小さな紙を渡されるので、大切に保管しておくこと。
地球の歩き方より。

やったような気もするなー。そんくらいの印象。
まぁホテルがほぼ間違いなく、やってくれるでしょう。






・入出国
ビザさえあれば、問題なし。スムーズ。
飛行機のゲート到着から、30分も経たずに、空港外へ出れましたね。
ウズベク・イミグレ、適当でよろしい。庶民の気持ちをよく分かっておる。

入出国より乗り継ぎがポイント。
仁川や北京での乗り継ぎ全般的に言えるが、そこはかなり時間を争うところ。
時間によってはトランジットの手荷物検査が混みまくるので急いで飛行機を降り、一刻も早く手荷物検査へ。

特に日本や中国の団体ツアー客と重なったら悲劇。
検査場がピーピー悲鳴をあげまくりで、身体検査し直しまくりで、全然進まん。

仁川とかだと、数か所に検査場があるので、どこかが混んでれば、ひたすら別の検査場を探すのも手。

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【4.国内移動手段】

都市間移動は、主な手段として、飛行機、バス、電車、タクシー。

まず、飛行機はあまりお勧めしません。
基本全てタシュケントを起点に発着するので。



ウルゲンチ(ヒヴァ近郊)空港 ウズベキスタン航空



すなわち、タシュケント以外の別の都市に行こうとすると、必ずタシュケントを経由する必要があるということです。
しかも、本数少な目で、曜日限定的。
そんなに広い国ではないので、飛んでも1~2時間。

※参照
先のAdvantourの英語HPです。
ページ中段に、「Uzbekistan Airways Local Flights」という欄があり
そこに行先別にタイムスケジュールが載ってます。






・電車
圧倒的にお勧めするのは、電車。
主要都市間は、特急&夜行列車でつながってます。


特急シャーク号だったけな



例えばタシュケント―サマルカンド間では、
毎日結構な本数が走っており、所要2~3時間。

しかも朝イチ(8時半とか)で出て、午前中には着けます。

※参照
またまたAdvantourの英語HPです。


ルート

サマルカンド―ウルゲンチ(ヒヴァの最寄)間は夜行。
サマルカンドを24時くらいに出て、ウルゲンチに翌13時くらい着だったかな。
タシュケントからでも乗れて、20時発とかだったけな。


なお、西遊旅行など日本の代理店では、ウズベク国内鉄道予約は不可。
(頑張ってよ!って言いたくなるが、ここまでにしておこう)

上記のAdvantourに英語でメールを打って、
タシュケント-サマルカンド間と、サマルカンド-ウルゲンチの予約・発券を依頼した。
タシュケントの現地ホテルで待ち合わせて、そこで現金で支払って受け取るという算段。

でも、Advantourの人が、ホテルに来るのを忘れてて、受け取れなかった。
(どーなってんだ!テキトーすぎだろ。笑 まぁ金はその時払いだったからダメージ無かったが)



念のため撮った時刻表 でも読めない



一過性の偶然なのか、慢性的なのかは不明。とりあえず、あまり信用ならん。
HPでの情報だけは参考になったツアー会社だった。

結局、言葉が通じない中、必死に窓口で粘って当日発券したり
現地の人に協力してもらって、とってもらったりして事なきを得た。

「サマルカンド!」とか窓口で叫び続ければ、とりあえずチケットは買える。
当日けっこう直前に駅に行っても大丈夫。





ちなみに、列車内は結構快適。
サマルカンド行の列車は、ヨーロッパで良くあるタイプの特急列車(古い版)

サマルカンドからウルゲンチの夜行列車は
4人部屋で、入ると左右に2段ベッド×2。
真ん中に一畳くらいのスペースがあるフォーメーション。
良くある典型的な夜行の各種乗り物スタイルです。

値段は、たしか30~40USDくらい。
もちろん、これは現地窓口で買ったので現地通貨で支払う必要あり。

サマルカンドからは24時過ぎに乗った。
すでに4人部屋の3人が埋まっており、しかも中から鍵をかけていやがった。
おい、入れん。
鍵をガチャガチャひたすら10分くらい無言で訴えていると
ようやく一人が起きてきて、鍵を開けてくれた。



夜行列車で迎えた朝 中央アジアの草原



私のお城は、入って右上。2段ベットの上。
車両の横向きにベッドを置く感じなので、窓が奥にありそこを頭にして寝る感じ。
進行方向でいうと、右は後ろ側。

寝てると、ちょうど頭のところに窓が来る。
その窓のかぎが壊れてて、風がガンガン入ってくる。激寒く、激うるさい。
いくら押さえてても風圧で開いてしまい、ひんぱんに「バッタン、バッタン」と鳴り出す。
全然寝れなかった。これは運が悪かったのであろう。

でも、翌朝起きてみると
下の母娘2人が朝飯を食べてて、横の少年がそれにお呼ばれしてて、
僕もなぜかその少年に来いよと言われ、お呼ばれした。

冷静に「待てよ」と。
おい少年、その飯は決してお前のもんではないだろう笑
なぜそんなに「こいよ、全然いっぱい食べて良いよ」的な、人のモノは俺のモノ的ジャイアン的態度なんだよ、と。
でも、ご飯にありつけたので感謝か・・・

結局、その少年、タシュケント大学の歯学部生Jamshidが
一緒にヒヴァ観光まで付き合ってくれた。(後述)





というより母娘に感謝。
言葉は通じないが、笑顔で会話する。
ウズベク人の温かさを身に染みた瞬間だった。

あと、トイレはすさまじく汚かった。
自身は気にしないが、詰まったり満杯になって、しばしば使用不可になってた。
(トイレに溜まった汚物を出すために、列車が途中で休憩するくらい)



タシュケントでは、バスが意外と便利。安いですし。
※参照HP

サマルカンドでもバス。
駅に到着後、前方に200mとか歩いてると、バス停的なターミナル的なスペースがあるのが見える。
そこが、たぶんバスターミナル。

朕は、そこへ行くまでの道でビニエディと出会い
(いや、正確に言うと捕まった。半ば強制的に一日ガイドをしてもらうことに)

彼についてバスに乗った。ので、何番かは覚えてない。
テキトーにのったら街中につくだろうと思う。20分くらいで。


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【5.観光】

まず、ウズベキスタン国内は観光名所がかなり多く、1週間そこらでは全て見切れないほど。
自身も1週間程度しか猶予が無かったので、行先をかなり絞って、計画的に行った。



サマルカンド ティラカリ・マドラサ



社会人バックパッカーたるもの、旅行には期限が明確にあり
リスクを踏まえた綿密な計画と適時適所の行動が求められる。

ブラブラ自由に気分で行先を決められるような、ゆとり系バックパッカーではないのだ。


とはいえ、まずはニーズの把握から。
自身の行きたいところを列挙して、日程を踏まえた現実的で効率的な移動手段を考える。



ヒヴァ クフナ・アルク




今回の旅で、行きたかったところはサマルカンド、ブハラ、ヒヴァの3つ。
それらにタシュケントから入国するので、計4都市。


日程的に4都市周遊は難しく、前述のとおり
ブハラとヒヴァがキャラ的にカブってると判断したので
泣く泣くブハラは行かなかった。

ということで、サマルカンドとヒヴァについて後述。


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【5-1.観光(サマルカンド)】

・レギスタン広場
サマルカンド観光で代表的なのは、レギスタン広場。
なんといっても世界遺産。青の都。の象徴。


サマルカンド レギスタン広場




世界で最も偉大で、世界で最も美しい青。
(との標語は、今勝手に思いついた。)

その青は、トルコ・イスタンブールのブルーモスクよりも青く、世の中のどの青よりも美しい。
(と誰が言ったわけでもないが、今勝手に認定。)

とりあえず、見どころは満載である。


サマルカンド レギスタン広場





ここが今回の旅の主目的。
サマルカンドいや、ウズベクといえばココ。
地球の歩き方も、中央アジアとサマルカンド、実は、ひいては中央アジアとレギスタン広場と言いたかったのであろう。
それほど見どころ。確かに圧巻。

デカい(Big)、青い(Blue)、美しい(Beautiful)の3Bがそろった場所です。
(と誰が言ったわけでもないが、今勝手に思いつきました。
が、われながらなかなか良い感じ。広めていきましょう笑)

しかもこの地方特有の突き抜けるような、雲一つない青空。
空の青×モスクの青×壁の土色×樹木の緑。
このコントラストは抜群に良いです。



サマルカンド レギスタン広場 夕暮れ



特に圧巻なのは、夕暮れから日没後にかけて。
沈む太陽に照らされ、ミナレットが青からオレンジに染まっていく姿や
日没後の暗闇に浮かび上がるドーム(モスクの頭)の青。

素晴らしく綺麗。



サマルカンド レギスタン広場 日没後



行き方はいたって簡単。地図には必ずのってるし、歩いていける。
あとは、遠目でもデカいフォルムが目立つので、まぁたどり着ける。

街中で誰彼問わず「れぎすたん?」って聞いたら、アッチって指さして教えてくれる。



サマルカンド レギスタン広場日没







・グリ・アミール霊廟
夜に行くのが、オススメ。




昼の青も美しいのですが、夜には、その青がオレンジと緑に変わるのです。
それまた美しく幻想的。

宿のすぐ近くだったので、ふらっと行きました。

※【2.宿泊・航空券】

参照)






・アル・ブハリ・モスク
サマルカンド市街から北に数キロ行ったところにあるモスク。
地球の歩き方には、あんまし触れられてなかったかも。


サマルカンド アル・ブハリ・モスク


でも、小ぎれいで、色合いがプリティなモスク。
エメラルドグリーンとピンクと白な感じ。どこか乙女な感じ。

モスク前は庭園みたくなっており、バラとか咲いててメルヘン。


サマルカンド アル・ブハリ・モスク


結婚式をやっていて、急遽参加し新郎新婦と写真を取るという事態になった。

そのほかにも、いろんな人から「一緒に写真を撮ってくれ」とせがまれ
いわゆる「モスクと私、どっちが観光名所か分からない」状態に陥った。


行き方は、シヨブバザールの横(北)のデカめの道路向かいにある、
乗合バスがわんさか居る場所から、もちろん乗合バスで20分前後。
料金は忘れたが安かったと思う。

乗客に聞くといくらって教えてくれると思う。
乗客に聞く作戦で行けば、たぶんボラれたりはしないので大丈夫。



サマルカンド アル・ブハリ・モスク


帰りも、モスクの入り口にたまってる乗合バスに乗り込み、シヨブバザールまで。
もちろん行きと同じ値段でOK。

乗合バスというのは楽しい。
おもっきり太めの子供4人居るおばちゃんに、まぁ冗談で求婚されたり。それに冗談で応えたり。







・シヨブバザール
サマルカンド最大のバザール。
買い物するとこですが、旅行者にとってはブラブラ観光するところかな。


サマルカンド シヨブ・バザール




サマルカンド・ナンとか見てると、意外と様々な形があって楽しい。





レギスタン広場から歩いて20~30分。
途中でビビハニム・モスクとかあるので、ブラブラ歩いていくのをオススメします。
(※ビビハニム・モスク:中央アジア最大のモスク。
突貫工事でテキトーに作られたので、ぼろぼろで遺跡のようになってますが…)

行き方は、レギスタン広場の東(レギスタンを正面に見て右)にある石畳の道を
レギスタン広場の北の方(レギスタンを正面に見て奥)に進む、
通りの名前はたぶんタシュケント通りだったけな。とりあえず石畳。


サマルカンド タシュケント通り


途中で軽く右斜め前に折れると、道の両側に小洒落系のショップが並ぶエリアに。
※右に折れてすぐ、道の右側に後述のスーパーがある。

そのままずっと道なりに5分10分進むと、
左手にカフェとその奥にビビハニム・モスクが登場。
その先に見える柵っぽいのが、シヨブ・バザール。





・グム百貨店と新市街
ウルグベク通り沿い、サマルカンドで一番デカい百貨店。
超しょぼい。ロシアの各グムと同様、中はカオス。



グム内部



従来型(我々が知っている百貨店のスタイル)とはかけ離れている独自路線なので
ロシア圏とかで行ってない人にはある種オススメ。
まずまずの衝撃を受けると思う。

買い物をしてる人を見るのは結構楽しい。


サマルカンド グム前で買い物中の、ド派手な双子ちゃん



あとは、グムの周りの新市街が栄えてるので
そこらへんをブラブラと歩いてみるのも楽しい。




サマルカンド こじんまりとしたバザール




なんかこじんまりしたバザールがあったり。
裏路地に入ると、「新市街」だけど素朴で素敵な光景に出会えたり。


サマルカンド 路地裏








・マルカンド



おまけです。サマルカンド名物、マルカンド。


決してMドナルドではなく、マルカンドです。
出されるのはハンバーガーではなく、サンドイッチです。

食べなかった。流行ってなかった。でもまぁ記念にどうぞ。
場所は大学の近く、通りから大学を見て左。



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【5-2.観光(ヒヴァ)】

城郭都市。もちろん世界遺産。



ヒヴァ ホジャ・ミナレットからの眺め



多少整備された「作られた」感はあるが、情緒に溢れた素晴らしい街。

個人的にはサマルカンドよりもヒヴァの方が良いと思う。
特に朝焼け、夕焼けの時は最高に美しい。


モスクやミナレットの青と、土色の壁と、空の青。
それらの色が、日の光に照らされて刻一刻と変化する様子は神秘的。


ヒヴァ 夕暮れ







・カルタ・ミナル
言わずと知れた(僕は行くことになるまでは知らなかったが・・・)
ヒヴァの象徴。



文句なしの青。

【1.事前準備・情報収集】

とか

【2.宿泊・航空券】

とか参照







・ホジャ・ミナレット
塔です。ヒヴァ旧市街で一番デカい塔です。





かなりの目印になる。
見上げてもGOOD。
でも、上から見るとヒヴァの旧市街が一望できます。必見です。
が、狭い螺旋階段を結構登る感じで、しんどいです。

でも、頑張って登るべし。
特に、早朝。朝焼けの町は最高に美しい。






ミナレットの入口は、朝6時やや前から開いてます。
5時半に行ったら、まだ開いてませんでした。
6時に行ったら、上に既に人が居ました。





開くと同時に登ってゆっくり朝焼けを見るのが良し。







・イチャン・カラ
ただの壁。城壁ですが、侮るなかれ。
なかなか「でかい夏休みの自由工作」といった感じで
素朴な雰囲気が良い。


ヒヴァ クフナ・アルクの見張り台からイチャン・カラ




下から見上げても良いですが、ミナレットなど上から見ても良いですが
登れます。登って上を歩くのも良いです。

登る場合は北側の門あたりから。
東西どちらにも行けて、西の方が良いかな。
クフナ・アルクの見張り台の近くまでは行けます。

途中、穴があったり、土がもろかったりするので、気をつけて。

私は、現地で知り合った日本人旅行者達と一緒に夜に登り、
22時を過ぎて、街頭も少なく暗くなった市街を横目に、
満天の星空を見上げてました。最高。







・クフナ・アルク



古い宮殿と意味らしい。確かに、古い。
でも、作られた当時から「古い宮殿」と言われるはずも無いので
昔は別の名前で呼ばれていたのでしょうか。



ヒヴァ クフナ・アルク 旅人の休憩






・ジュマ・モスク
ジュマとは金曜日の事。
そうです、(イスラム圏では)いつもの金曜モスクです。




中は細かい木彫り細工が綺麗。
多数ある柱の彫刻は、1本として同じものはないらしい。
(と、カッコよく言うとそうだが、実際は統一感を持って作るだけの
技術とマメさが無かったのでは、とも思ってしまいますが・・・)




ヒヴァ ジュマ・モスクのミナレット






・東門
西門から入って、ずっとなんとなく真っすぐ行くと、東門。
そこは昔、奴隷が到着する場所になっていたため、奴隷の門と言われていたようです。



ヒヴァ 奴隷のよう、いや、失礼だな。おっさんの立ちしょんべんto東門



西門より多少小さく、多少寂れてるが、人通りは多いです。
その先がヒヴァ・バザールなので。





旧市街から見ると、東門の先に朝日が昇ります。
重なる光景は、なかなか情緒深い。







・その他旧市街ブラブラ
博物館都市と言われる(どこが博物館だ?とも思うが。。。)
ヒヴァはブラブラ街を歩いても、本当に面白い。





見所がそこら中にあり、「情景が転がって」います。
その街並に、朝焼け、夕暮れ、の絶妙な色合いや、
雲一つない透き通る青空や、満天の星空。



ヒヴァ 朝を迎える



少しカッコつけて言うと、街の表情が豊か、といった印象。
そこに、人々の生活を重ねると、それらを見てるだけで楽しめます。






ちょっとした裏路地がいっぱいあり、
ちょっとした裏路地に入ると、これまた情緒的な風景にいっぱい出会える

そんな街です。






ぜひともブラブラ。
治安はすこぶる安全なので、1人でも女性でも問題なし。


その他、2012年9月時点では工事中だったのですが、
パフラヴァン・マフムド廟とかも「転がり系」の見所です。



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【5-3.人】


ウズベキスタンは、かなりの親日。
街中を歩いてると、誰彼問わず話しかけてきて「どっから来た?」と聞いてくる。
「日本だ」と答えると、すんごく嬉しそうにする。

もちろん、たいていの人とは言葉が通じないので
コミュニケーションを取れる訳でもなく、また、
言葉が通じないので変な勧誘とかでもない。

単純に純粋に、外国人に興味があり、
また、単純に純粋に、日本人に大してスゴく好印象を持ってくれている。


今回、サマルカンドでもヒヴァでも
現地であらゆる人と仲良くなり、あらゆる人に良くしてもらった。

あえて、「人」という章を作ったのは、
ウズベキスタンという国は、そんな素朴な人たちと出会うことが一つの魅力
だと思うがゆえ。


サマルカンド
タシケントからサマルカンド駅に到着してすぐに、
「さて、イキマショーか」と日本語で突然声をかけられ、
「なんだなんだ?」と思っているうちに、「あれよあれよ」という間に
初対面で頼んでもないのに勝手に専属観光ガイドになりきって1日連れ回してくれた、
サマルカンド外国語大学で日本語勉強中のビニエディ。





でも、お金をねだるとかではなく、単純に勉強の為、そして日本人が好きだから。

でもね、ビニエディ、
君が持ってた日本語検定試験の問題集。あれはどうか思う。

中の「日本人の結婚観について」という長文問題の解答選択肢が印象的でしたね。


次のうち、筆者が主張している結婚観を選べ
===================
1.日本人の女性は30歳を一つの限界とみなし、結婚を無理やりしたがる
2.日本人の男性はより若い女性を求めるため簡単に結婚したがらない
3.・・・
===================

いやはやこれは、完全に個人の主観で答えが変わると思われる・・・
そして、どの選択肢を選んでも女性陣を敵に回すことになりそうな、難問である。
日本語ネイティブの私とて「正解」できる自信はない。


ビニエディは将来、日本語をもっともっと勉強して
在日本のウズベキスタン大使館員になりたいのだそうな。

でも、外交員として異文化をつなぐものとして、
その問題集を使っていてはいつまでも異文化理解はできないのではないかと思うよ。


早ければ来年日本に行きたいといっていたので(当時2012年9月)
もう、今頃は日本に実は来ているのかもしれない(現在2013年10月)

でもね、よいですか、ビニエディ君。
日本に来てたとしても、日本人女性に対して
決して上記の結婚観をふっかけたらダメですよ。







そのビニエディが取ってくれた夜行列車で同室になったのは、
タシュケント大学歯学部生のJamshid(ジャムシッド?)。





夜行列車での良き話し相手となってくれ、
また、ヒヴァで一日観光に付き合ってくれた。

歳が近かったということもあり、そして顔が案外、両津顔
(こち亀。江戸っ子「てやんでぃ」って感じの眉毛太い系)

だったので親近感が持てた。


最後、別れる時、彼から餞別に貰ったフレーズがある。



「be good boy」

直訳すると「イケてる青年になれYO!!」といったところだろうか。
おいおい、今現在はイケてないという事か?

よけいなお世話だ。
そんなことは人から言われずとも自分でちゃんと分かっているのだ。


・・・好意的に解釈すると、たぶん本当は「おまえはイイやつだ」と書きたかったのだろう。
が、非英語圏が故にこうなってしまったんだと思われる。
(とはいえ、ウズベキスタンで英語が少しでも分かるのは珍しいし、かなりイケてるほう)


わかった。なるよがんばるよ、イケてる青年に。
そしてジャムシッド、君にもこの言葉そのまま返すよ。


ジャムシッドは将来、歯医者になり
ウルゲンチで開業して家族や地域の人を支える存在になりたいのだという。

たがいに、be good boy。
互いに、互いの道に期待する、心奮える出会いがあった。





Be good boy. 字キタネー笑



えっと、わざわざ章を立てたのに
まとまりがなくなってしまいましたが、
要するに、人が良い国です、ということです。


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【6.買い物】

・スーパーマーケット&お土産
各都市にバザール的なものがあり、そこで用足りる。
バザールと言っても、トルコとかの迷宮商店街形式ではなく完全に露店市場。



ヒヴァ バザール



サマルカンドで言うと、前述のシヨブ・バザール
ヒヴァなら、東門出たとこのヒヴァ・バザール。


スーパーというよりちょっとデカめの売店であれば、
サマルカンドでいうと、レギスタン広場からバザールへ行く、
石畳のタシュケント通り(たぶんそんな名前)の右側にあったかな。

ヒヴァはそんなのは無い。バザールのあたりに、ちょっと小さめの売店ならある。


バザールで、テキトーに、ちょっと変な味のキャンディとかを買いまくって
会社へのお土産にした。目一杯買って2、3ドル。
(重すぎたので途中で半分以上捨てた。まずかったし問題なし)



ヒヴァ バザール




あと、ヒヴァは木工細工?彫刻?みたいなんが有名らしいんですが、
自身あんまし興味が無いので、割愛。
(そんなんどこでもあるヨと思ってしまう)


ヒヴァ 木工親父






・ヒヴァの露店
ヒヴァでは、そこら中に「露店が転がって」います。
本当に、そういう表現がぴったり。
見所もしかり露店もしかり、ヒヴァは色々転がっている街ですね。





それほど観光地化されてしまっているということでしょうが、
そして多分ボラれてるんでしょうが、他に買うところもあまりないし
他に買う物もあまりないので、適当にブラブラして適当に買う。

買ったのは、ちょいと小洒落た陶器のカップ。

ウズベキスタンは、ブルータイルのモスクが綺麗なのでブルーな陶器も綺麗、なことで有名。
まぁ作る要領が同じなんでしょう。






リシタン(陶芸の街)の陶器とか、たしかに綺麗。
でも基本ハンドメイドなので、精巧さを求めてはいけない。

故・莫山先生みたいに、適当なのかスゴいのか分からない、
でも何となく愛着がわく「よかいち」のようなもんでしょう。

良く言えば、一つとしてこの世に同じモノはない。
まぁ、小さい物であればたいした金額ではないので、
適当に買っていくのも良いかも。

1ドルくらいで2、3個かった。



ヒヴァ バザール付近




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【7.食事・酒】

・食事
料理は、結構何食べても食べれる。意外とうまかった。



・ナン
有名なのは、サマルカンドナン。
何の変哲もないタダのパンと思いきや、結構うまい。
そして、これは店により作り手により、全然味が違う。



サマルカンド シヨブバザール ナン少年



サマルカンドでなくとも各地にあるが、やっぱり旨いのはサマルカンドナン。
なんか、うまみと食べごたえが全然違う。

さらに、ナンは2~3か月持つので旅行者には、かなり助かる。
デカいものを1個買って、ちょっとずつ食べながら旅すれば
かさばるが、かなり節約できる(栄養価はほぼ無いが)

ちなみに、私が出会ったナンでは夜行列車で、母娘から朝食に頂いたナンが一番ウマかった。
オカンの手作りだろうか。
それとも親切・愛情が味にしみ出てたためだろうか。





・プロフ
ほぼ全ウズベク人が大好きで、ほぼ全ウズベク人が
毎日食べるのではというほど、大人気なのがプロフ。

要は、ピラフ。肉と野菜の炊き込みご飯です。

肉はラムが多いかな、たまに鳥とかあるらしい。
野菜は店それぞれ多種多様。
味もカレーっぽいのもあったり、日本のチキンライスっぽいのもあったり
それぞれだけど、基本的にうまいです。

プロフ=昼食であり、昼食=プロフ。
基本的には、お昼の食べ物です。

昼を過ぎると基本売ってないと思いますが、
万が一、夕方とかに売ってても食べないようにしましょう。
油が古くなっており、お腹を壊す危険性大です。





・シャシリク
あとは、シャシリク。要はデカい串焼きです。
ロシア料理みたいなんですが、ウズベクでもみんな大好き。

ロシアでは豚肉とか使うようですが、ウズベクはムスリムなので、羊がメイン。

でも、味が染み出て、ジューシーでうまい。
羊でもスパイスやハーブなんかがかかっていると、臭みもあまりない。

バザールとかで売ってるのは、基本炭火焼き。
こういう時には、変に文明が発達していないことに感謝。
ガス焼きではなく、炭でしか焼けないのが、逆にうまい。

今まで食べたパンの中で最もウマかった、ラオスのフランスパンもそう。
ばーちゃんが、朝イチに焼き上げて、そのまま露店で売ってるやつ。
オーブンとか、ガス火とかが無いので、パンも炭火焼き。
これが最高にうまい。
…えっと、何の話だっけ、、、シャシリクが美味いという話でしたね。
日本人の口に非常に合うので是非。




・レストラン
あんまり行かなかったが、サマルカンドで唯一行ったのは、実は有名だったレストラン。
前述のビニエディに強制的に連行されて、行った。


ビニエディと食べまくる、いや、ビニエディが食べまくる


地球の歩き方にも載ってたらしい。
地球の歩き方持ってたけど、全く見てないのが、僕らしいと言えば僕らしい。

青の都だけに、いわゆる俺流というやつである。
(分かりにくいが、ここでは青=ドラゴンズという意味である)

なので確かな事は言えない。


でも、帰国後に調べてみると、どうやらそこはカリムベックという所らしい。
※参照

でも、味は正直そこまで美味しいってわけじゃなく、シャシリクとか普通だった。



ヒヴァでは、Hotel Malika Kheivak(マリカ・ヘイヴァク)のレストランだけ。
ここはシャシリクはじめ、何でも美味しかったイメージがある。

屋外で、風を感じつつ食べる、涼しい感じだった。



夜行列車で知り合ったJamshidと2人で腹いっぱい食べて、
安かったな、3~4000円くらいだったかな。




・酒
酒は、意外と飲めるんですね。この国。
ビール、ウォッカ、ワイン。。そこらへんのスーパーに売ってます。
ここら辺はロシアの影響が強いか、銘柄もロシアっぽいのが多かった。

ビールは、バルティカというロシアビール(ラベルにデカい数字が書いているやつ)が多く、
アルコール度数の低いものから1、最大で9です。

日本のビールでいうと3前後と言われますが、9でもエビスに毛が生えたくらい。
ベルギービールとかの方が強く感じます。実際強いのかも。


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【8.夜遊び】

・夜遊び・風俗
さすが首都、タシュケントには、探せばあるらしい。
ロシアや韓国系の資本・マフィア系が運営するところ。
自身行ってないが、タクシーの運ちゃんに聞けば連れてってくれる。

でも土地柄、たぶん行っても尾根遺産
(おねいさん。オネエさんから転じてネット用語で娼婦のこと)
は、中国系が多いと思う。

もちろん、結構厳しめのイスラム圏なので、かなりの危険が伴うと思う。
あとはバックが基本マフィア系と思われるので、身の危険も。

サマルカンド、ヒヴァ、ではそんな話は聞かなかった。
ないのかもしれない。誰か知ってたら全世界的に共有してあげて欲しいです。

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